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9月13日(月)夕方、静岡県との県境 足柄峠に行きました。19時から1時間、GB(Giving Back Program)を担当する曜日でもあるので、それも兼ねてです。
家を出たのが17時過ぎ、18時少し前に到着しました。RadixのVダイポールを組み立てて、電波を出し始めたのは18時半近くになりました。
7MHzは、コンディションが落ち始めていました。アンテナの調整にちょっと時間がかかりました。家である程度組み立てていくのがいいみたいです。20分間ほど電信でCQを出し続け10局と交信ました。GBは、7.035MHzを使うので、左右のエレメントを1.5㎝ほど縮めました。GBでは2局と交信しました。
足柄峠は、箱根の旧街道以前の古い道、今も古道を歩いて峠越えできます。
1度、静岡県側に入り、金時山の向けて林道を上がると再び南足柄市に入ります。
だいぶ暗くなってしまいました。標高が600メートル以上あり、富士山なども見えるので、高い周波数の方がいいのかも。
昨夜、少し遅くまで起きていたので、朝は6時過ぎに起きました。最近、朝7MHzがよくきこえます。
JD1BHA/ごとう さんの快適な電信が、みなさんと交信しています。呼んでいる局も599+たいへんよくきこえているので、JD1BHA局と交信後、5WでCQを出してみました。西の方がいいみたいで、はじめは長崎のJA6FOF/Kastsuさんから呼ばれました。おおっ、5Wでもなかなかです。579くらいのレポートですから、そんなに迷惑かけてないななんて思いながら、3,5,6エリアと途切れることなく5局と交信しました。
たまには、QRPもいいですね。
あっ、パドルと無線機をつなぐケーブルを新しくしました。画像の金メッキのジャックです。FT-991は、パドルのジャックが、スマートな3.5Φのステレオミニなんです。ステレオミニの新品のジャックがなかったので、いい加減なジャンクに、適当な線3本でとりあえずつないでいました。今までは、KEYのソケットはみんなRigの背面にありましたし、普通のサイズでしたから気になりませんでしたが、FT-991は、前面にソケットがあります。きたないジャンク品を使っていると気になります。だいたい、前面にソケットがあると邪魔です。ヤフオクを見ていましたら、1078円で送料無料なんていうのがありましたのでポチってしまいました。ちょっと快適になりました。
神奈川県小田原市に住んでいますが、39歳以下のコロナワクチン接種の予約が全くとれません。
システムが更新される毎日深夜0時にアクセスしても、予約枠なし、午前8時30分からの電話予約は、混み合ってつながらない。
今日から、3週間先での予約が取れるというので、システム開始と同時にアクセスしても、空きはゼロ。どういうことでしょう。小田原市からは、全く説明もありません。ワクチンがなければ、『ワクチンはありません』と説明すれはいいのですが、それすらない。ない袖振って、予約はいつでも取れるようにしています。やっています。と言わんばかりの対応です。
他の自治体はどうなんでしょうか。コロナのどさくさに紛れて、市長になった方は、まったくの無能でリーダーシップなしとちまたで言われ続けています。そういえば、コロナ感染についての市民へのメッセージは、8月18日が最後です。
20 【開きなおるのも技のうち?】
たくさんの局に一斉に呼ばれたら、とれないのが普通だと私は思っています。最初の1~2秒、わけわからなくなることがありました。その時、焦ってより集中しようとするか、開きなおるか。前回のキー局では、より集中してなんとか一文字でも拾おうとしました。その努力は、実ることがほとんどです。でも、今回、開きなおることもありました。どうしても一文字もとれなかったら、『QRZ?』や『AGN』を打とうかと思っていました。よくないことですが、『JA1?』とか『A?』など適当にプリフィックス指定や文字指定してしまうかとも思っていました(さすがにやりませんでしたが)。ところが、開きなおると、不思議と脳内のオーディオフィルターの帯域が広がるのか、認識度が上がるのか、様々なトーンのコールが聞こえます。がむしゃらもいいですが、開きなおるのも、1つの技なのかもしれません。
21 【ログは、紙にメモし、キー入力は二の次の私】
最近の若い人たちは、ペンで書くより、キータッチする方が楽で早いんだそうですね。しかし、昔人間の私は、無線機の前のメモ用紙と転がっているお気に入りのペンでメモした方が、状況を正しく記録できます。重なったコールを聞きながらHamLogに正確に入力できれば、それに越したことはありません。ログ整理も報告もOAM終了後にすぐできます。でも、私には、それができません。何局かにハンドルが返せたのは、たまたまゆっくり打っていただいたり、私のハンドル名などを返してもらったりして、私にゆとりができた瞬間に、HamLogにコールを入れたからです。
コールの重なりが少なくなると、紙の上に2~3局のコールサインやラストレターなどをメモできるので、次の交信の準備になりました。
最近、私もようやくメモリーキー(メッセージキー)を使いはじめ、それを使うと、多少のゆとり(手の空き時間)ができ、その場でのキー入力も可能です。でも、OAMでは使いませんでした。呼んでくださる方に失礼かなとか、打鍵そのものを楽しもうとか、そんな気持ちがあります。
22 【パイルの中で相手のハンドルを返していくことは、すごいことだ!】
OAMのキー局は、多くの局に呼ばれているにもかかわらずコールバックしたときにちゃんと相手のハンドルを打っています。ほんとすごいなぁと思います。足元にも及ばないと、お試しキー局をやって感じます。
23 【マナーのない局は、いない!】
A1C OAMのお試しキー局をやって1番助けられるのは、ダブルコールしたり、指定無視したり、そういう局がないことです。そうされることで、とりあえずその場は乗り切れてしまうかもしれませんが、それが広がってしまったら命取りになります。初心者の私がなんとかキー局をできたのは、そんなところに大きな原因があると思って感謝しています。
24 【ハードヒッターなのかなぁ】
キーコレクターではありませんが(たぶん)、Bencher JA2 とVibroplex Iambic Deluxeを並列につないで、瞬時に打ち分けられるようにしてあります。普段は、軽いソフトタッチのJA2を使っています。Vibroplex Iambicは、国内外で有名で多く使われているようですし、確実に打てる気はしますが、私には固いなぁと思っていました。ところが、今回、キー局をやりながらVibroplex Iambicを使ってみました。少し手に力が入っているように思ったからです。そうしたら妙にしっくりと馴染んで打ちやすかったです。長い歴史の中で愛用されてきたキーはいざというときに役立つなぁと思いました。
25 【報告書作成用ファイル】
2年前の前回のお試しキー局の時にいただいたExcelのファイルです。いくつかのシートからできていて、たいへん便利です。最新、A1C会員名簿のファイルと、HamLogのOAMのファイル(私は、HamLogの複合検索で.csvにしました。)を貼り付けるだけで、Bandごと、会員・非会員の別、局数が集計されます。ほぼ報告書が完成します。
26 【まとめ】
2回目のお試しキー局は、7MHzのコンディションが今ひとつでしたが、それでも、交信局数は、133局でしたので、私としては、たいへん素晴らしい経験をさせていだきました。キー局をやりながら、あるいは、その前後のことで多くのことを体験的に学ぶことができました。送信にも受信にも、自信の持てなかった私ですが、2回のお試しキー局の機会をいただき、電信での交信の自信をいただくとともに、電信や電信での運用が好きになりました。感謝しています。
学んだことを生かしながら電信での交信を重ねて、よりよい運用を心がけ楽しみたいと思っています。また、私も電信での運用をはじめて35年を超えました。遅ればせながらですが少しでも後進へ支援ができたらと考え、GB(Giving Back Program)の活動にも加わることにしました。機会あれば、電信に関わるいろいろなことにできることをしていきたいと思います。
--- おしまい ---
14 【やっぱり聞こえる天使のコール】
前回のキー局でも書きましたが聞こえます。おそらく私の送信周波数にゼロインせずに、わずかに周波数をずらせて呼んでくださっているのだと思います。それが、10Hzなのか50Hzなのが100Hzなのか、+なのか -なのか、初心者の私にはわかりませんが、微妙なテクニックです。キー局の案内にもよく書かれていますし、私もよく使う手ですが、確実にコールバックの率が上がります。私は、500Hzのクリスタルフィルターだけにして幅広く聞いていますから、理屈の上では±200Hzくらい離しても聞こえることになります。まわりの他局への混信がない状態なら可能かもしれません。こんなことを使いこなしている人のノウハウを聞いてみたいと思います。たくさんの局に呼ばれていると599の局が重なり合うと聞き取れませんが、天使のコールは559でもとれることがあります。
15 【30分したら楽になれる】
繰り返しになりますが、OAMを聞いていると30分くらいすると重なる局が少なくなります。バンドを切り替えたら、最初の30分!そこを乗り越えればと思いました。それまでは全力で集中することに決めました。
16 【正確な符号、スペース、Wordは、打てているだろうか】
今回のキー局に限らず、普段から意識するようにしています。ただ、自分で打っている電信ですし、他局から客観的な評価を受けることは少ないです。数十年も前ですがハムフェアで、紙テープに記録する印字機でOMに私の符号やスペースについて、評価していただいたことがあります。当時は縦ぶれ電鍵でしたが、Bランクという厳しい評価で、ていねいに指導いただきました。今は、メモリーキーに入力すると機械が解読して表示してくれますが、私の場合は、文字間のスペースがやや広い、特にJO1DGEのGとEの間が広く出ます。個性と言えばそれまでですが、電信は、他局とのコミュニケーションツールですから、個性も度を過ぎれば、ただの聞き辛い電信になりかねません。当然、応答率も下がってしまいます。
符号とスペースの正確さの他に、間違った略号の使い方、言い回しのくせがないかも、気になります。自分では気づけないことが多いですから、電信仲間とのつながりを大切にしてアドバイスをもらえる関係作りをしなくてはと思います。
キー局での自分の交信のやりとりを録音していますから、聞いてみることも大事なことと今回の体験で感じました。
17 【交信のリズムを作るのは、キー局であることを忘れない!】
A1C OAM のキー局は、当たり前のようにこなしているので感じませんが、とても大切と思います。あくまでCQを出している局が交信をリードするというか主導権を持っていないと、呼ぶ局もタイミングをうまくとれず、結局効率のよくない交信になります。
普段の交信を聞いていると、時々見受けられます。CQ を出し1つの交信が終わっても自局のコールなどアナウンスせず、次の局が呼んでくるのを待つ、こんなスタイルの交信です。そのうち『?』と打たれたりもします。たくさんの局に呼ばれていないのなら成り立つCQかもしれませんが、スマートさからすると、どうかなと思います。だいたいこのタイプのCQは長続きしません。
少なくとも、A1C OAMでは通用しません。交信が終えたら間髪入れずに、短いCQのメッセージを出す、呼ぶ側のタイミングのリズムもとりやすくなります。これが大切な基本で、これができないと、たくさんの局に呼ばれるキー局はつとまらないと覚悟してのぞみました。
また、このCQのテクニックは、普段CQを出すときにも大切で、上手だなぁと思うCQは、ほぼこのスタイルが基本です。
18 【Rit と フィルター】
私の無線機には500Hzと300Hzのクリスタルフィルターしかありません。最近のRIGはDSP処理していますから、もっとずっと狭い設定も可能で、そうすることで一時的にはコールがとりやすくなります。しかし、逆に呼んでくる局をゼロインやそれに近い状態に近づけてしまいます。今回もずっと500Hzのフィルターしか使いませんでした。上手に呼ぶ局は必ずずらせて呼んできますから。結局やや広い帯域で受信していた方が効率的になります。
Ritも人によって使ったり使わなかったりするのでしょうか。私は、少し高い方にずらせて低い音にして聞くと疲れが少なくなります。
19 【休憩も大切】
私の場合、キー局を2時間も続けていると疲れが目立ってきます。短点を打ち落としたり、不要にパドルに手が振れたりします。だいたい2時間も座りっばなしというのは私の生活の中ではありませんから余計です。発電機のガソリン補給というのがちょうどいい口実で休憩が取れます。小屋から3メートルほど下の段に発電機を置いていますから、そこまで下りて給油します。発電機は3時間以上もつように調整はしてあるのですが、2時間で休憩というのは発電機にとってもちょうどいいタイミングです。自宅で電気の心配がなくてもバンドの切換時、5分くらいの休憩を入れてお茶を口にするくらいのゆとりをもったほうがいろいろな面でいいようです。
6 【設備の点検】
私のシャックは、裏山の標高100メートルのところにある古い小屋です。セカンドシャックと言えばかっこいいですが、使わなくなったみかん貯蔵庫を少しずつ修理して、農機具置き場、野菜貯蔵庫にし、その一角を板張りの床にし、シャックにしたものです。電気は、夜作業をするので中古の550W定格の発電機があります。パソコンと照明、扇風機を使うと、無線機の出力は50wがやっとです。前日までに発電機の調整、アンテナなどの点検をしました。雨がひどいと狭い農道は軽トラを4駆にしても上がりません。その時は、自宅から出ます。自宅のワイヤーアンテナの点検もしました。
7 【8月21日(土)】
8月21日(土)午前5時過ぎ、サンドイッチで軽く朝食をとり家を出ました。天気曇り、台風を心配した前回とは違い、天気も気持ちも落ち着いていました。午前4時頃に起きて山に上がろうなんて思っていたのですが、目覚ましのセットも忘れて、前回と緊張の度合いが違います。それでも、6時前の1.9MHz帯の運用開始には間に合います。
発電機や無線機の調子もよく、5時半1.910MHzでCQ CQ A1C OAM DE JO1DGE K、さすがにこの時間から待機している局はないようで、しばらく空振りCQが続きました。前回もそうでしたが、この空振りの時間が、いいウォーミングアップです。
8 【OAM開始】
5時46分、はじめの局に呼ばれました。続けて順に3局。1.9MHzは、ゆとりがあります。前回もそうでしたが、初心者の私の打鍵スピードに合わせてくださるので、速すぎてとれないということはありません。A1CのOAMの参加する局は、とてもマナーがいいので、よほど私が拾い上げるのに苦労しているとき以外2度以上コールすることはありませんし、無茶なスピードで打つ局もありません。
呼ばれなくなったところで、予定の7分前ですが、3.520MHzへQSYしました。なるべく多くの時間をとって、呼ぶ局が分散してくれたらという思いからです。
9 【ここからは運用編です】
午前5時50分、A1C Chatに、3.5MHzにQSYすることを書き込みました。3.520MHzで、CQを出すと予定の7分前にもかかわらず、たくさんの局に一斉に呼ばれました。予想通り、緊張して手の動きが悪くなっているようにも感じましたが、まだ、疲れはありません。混ざり合う信号の中からフルコールで拾い上げることができました。始まって30分たくさんの局に一斉に呼ばれ続けますが、うまくフルコールでとれなくても、一文字でもとれれば、返すすべは何回も練習しイメージしていましたので、大きく混乱することはありませんでした。3.5Mhzは、約1時間続きました。運用開始から1時間半弱、さすがにこのまますぐに7MHzのパイルはきついと思い、少し休憩です。
10 【つまずいても 楽しむ】
スポーツ選手がよく大切な試合を前に『楽しむ』という言葉を使います。これから真剣勝負に挑む選手が『楽しむ』というのはどんなことなのか不思議に思っていました。OAMのキー局は、そんなレベルのことではないと思いますが、緊張と失敗ばかりでは、やり終えても次につながらないと思い、OAMの例文のメモの横に、『つまずいても、楽しむ!』と書いてみました。ものは考えようで、自分の限界に近いことをしているときに、ただ緊張してコールを取り損なわないように、正確にコールバックするように、OAMのリズムを崩さないように、・・・ばかりを考えていると、疲れも大きくなり逆効果のようです。せっかくいただいた機会・体験をつまずきも合わせて楽しいと思ったとき、ふぅーっと力も抜けて、脳のオーディオフィルターの幅が広がり、いろいろなトーンのコールが聞こえてくる気がしました。
11 【やっぱり手が震えた】
3.5MHz帯でCQ出し終えたとき、たくさんの局に呼ばれました、幸いフルコールで1局目はとれましたし、続く局もなんとかとれました。でも、この状態がしばらく続くと思うと、手が震えているように思いました。30分ほどして、重なって呼んでくる局が減り始めたと感じたとき、パドルを打つ右手が自分の意思とリズムで動かせるように感じました。こんな体験ができているのも、お試しキー局に手を上げたからと、思い直しました。
12 【DE ・・・・Kは、まぎらわしい】
CQに対する応答は、case-by-case なんだと思います。普段のCQでは、
DE JO1DGE K でも、いいと思いますが、キー局をやってみると、これは、まぎらわしいです。ロングコールになりますから、たくさんの局に呼ばれる中では最後のKが目立ち、他の局のラストレターがとりづらくなります。こういう打ち方をする局は比較的スピードも遅いので、それが強調されてしまいます。
13 【Jの短点が聞こえない】
私の無線機の受信の立ち上がりが遅いのかもしれません。コールサインのはじめのJの短点が取れないことがあります。もしかしたら、私が打つ CQ DE JO1DGE A1C OAM K のOAMが終わったときに、コールしてくださっているのかもしれません。
昔、DX局を追うのに、CQのあと間髪入れずにコールすると教わったようなこともあります。しかし普段の交信の様子を聞いていると、あまりの早いコールで、CQを出している局のメッセージにダブらせているのをよく聞きます。少なくてもスマートな交信とはいえないです。キー局としては、特別に強く目立つ局ならともかく、たくさんの局に呼ばれても、わずかな呼吸をおいてからコールを聞くので(私だけかも)、まぎらわしいコールになってしまいます。
だいぶ書くのが遅くなりましたが、8月21日(土)の第987回 A1C OAMのキー局をさせていただきました。2年前に1度機会をいただきました。その時は、いい経験をさせていただいたと思いましたし、自信もいただきました。ただ、もう一度やって見ようとはなりませんでした。それから2年、もう一度腕試しをしてみようと思うようになりました。それで今回、2年ぶりにお試しキー局に手を上げました。なかなかできない素晴らしい体験と思いますので、経験することをおすすめしたくて記録を残すことにしました。
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1 【お試しキー局に手を上げてみるのもいいかも】
今回2度目のお試しキー局の機会をいただき、前回(2年前)の初めてのお試しキー局での体験ともあわせながらの感想です。これから、お試しキー局に手を上げる局の参考になれば幸いです。
※前回 第882回OAMの感想は、A1CのHPの中、A1C 掲示板のNo.460にあります。
七転八倒してなんとか終えた初めてのお試しキー局から2年、1度経験したから、もうやらないだろうなぁと自分でも思っていました。2年前にいただいた小さな自信とやる気が残り、もう一度腕試しをしてみようと思うようになりました。もしかしたら、OAM担当者やみなさんに迷惑をかけてしまうのでは、という思いはずっとあったのですが、それを越えないとキー局に手を上げられません。
あんなにたくさんの局が一斉にコールするOAMのキー局など自分には絶対にできない!と、数年前まで思っていました。コンテストや普段のCQの時ですらドキドキものです。それとは比べものにならない数の局が呼んできたら逃げ出したくなります。それでも、毎週末行われているOAMを聞きながら自分がキー局だったら、聞き取れるか試していました。聞き取れなかったらどうしたらいいか、キー局の対応を聞いてメモしました。たった一局聞き取ってコールバックすればいいことですし、コールが完全にとれなくても、サフィックスの1文字、2文字あるいは『/3』や『/QRP』がとれれば、コール指定ができます。なんとかなるものです。
とにかく、挑戦してみることで得るものはたいへん大きかったです。お試しキー局の募集では、A1CCのポイントUP、途中で放棄してもバックアップ体制あり、・・・・。とあります。それは、本当です。加えて、OAM担当の局より詳細な連絡やアドバイス、Excelの集計ファイルまでいただき至れり尽くせりです。
でも、得たものの中で1番大きかったのは、募集の中には書いてなかったCWへの自信とさらに電信が好きになることでした。
2 【私の電信の実力】
5年前に退職しました。家業はありますがゆとりが増え、アマチュア無線の運用のアクティビティが上がりました。とはいうものの、電信の実力は、電信級のライセンスを取った頃と大きくかわりませんでした。
私の電信の実力です。
〇受信は、国内のコールサインでも、25WPMを越えると取り損なうことがある。
〇ラバースタンプQSO は、20WPMでは長続きしない。
〇平文でパラパラ打たれると、文字はおろか内容を理解できないことがある。
〇送信は、CQを出すときは、18-20WPM、それ以上の速さで応答されたときは、できる限り短い交信ですます。
〇CQを出して10局も交信すると集中力が落ちてくる。
〇HamLogへの記録と交信は同時に行うが、パドルもキーボードも右手打ちなので、相手が短い時間に返してくるとキー入力が追いつかずあたふたする。
そんなレベルです。結果から言うと、その程度の力でも、なんとかキー局ができました。
3 【準備したこと】
前回2年前は、1週間前くらいから、CQを多く出して交信練習しました。1週間くらいで力がつくわけでもなく、そうすることで落ち着いて交信するようにしていました。今回は、いつも通り、HamtteのQSOパーティなどに参加するだけでした。ただ、すすんでCQを出して呼ばれるようにしました。相手局のコールサインがとれてしまえば、それで次にすすめるのですが、どんな呼ばれ方をしても、受信がうまくできなくても、返す方法さえわきまえていれば、なんとかなります。繰り返してしまいますが、一文字でもとれれば、あるいは、「/1」「/QRP」などとれれば、次に打つ手があります。最悪何もとれなくても、「QRZ?」で少し状況が変わることもあります。最後の手段は、エリア指定かとも考えましたが、幸い一文字もとれないことはありませんでした。普段、実際のOAMを聞いているとコールが重なり合って何もとれないことがあります(私だけだと思いますが)。
実際のOAMを聞き、コールを聞き取る練習をしました。フルコールでとれないときは、どうコール指定を返すか考えました。それは、お試しキー局が決まる前から行っていました。前回のキー局の時の録音が残っていたので、それも聞いて練習しました。
4 【手元に受け答えの例文のメモ】
もう一つ、手元にOAMの時の交信パターンをメモにして立てかけました。キー局は、基本単純な受け答えを繰り返していますが、疲れてくると手元が狂い始めるので(私だけかもしれません)手元に文字として書いてあると、意外と落ち着いて正確な交信がリズムよくできます。
5 【バンドは欲張らずに】
OAMは、メンバーが多く出る7MHzは、必ず行うのが基本のようです。他のバンドについては、キー局の設備や都合などで行います。初めてのキー局をしたときは、欲張っていくつものバンドに出ることにしてしまいました。コンディションにもよるでしょうが、3.5MHz、7MHz、10MHzは、バンドを切り替えるごとにすごいパイルがあり、初心者の私にはとてもきつかったです。そこで、2回目は、3.5MHzと7MHzにして、ゆとりがあれば、前後のバンドに出るように案内を流しました。2年前の経験を踏まえて少し自信とゆとりはあると思いましたが、無理をしないようにしました。
毎シーズン、Hamtte QSO Party に参加させていただいています。
グッズがいただけるからというわけではないのですが、こういうParty的な交信は好きです。CQの応答率もいいですし、期間もほどほどですし、誰かと競うわけでもなく私には合っています。
そういうわけで、ログの提出です。いつもなら、郵便局やコンビニから封書に入れて出すのですが、今日は雨降り、サマリーシートやログシートをPDF化して添付ファイルにして送りました。まあ、便利!
最近のコンテストのログ提出は、メールやホームページのログ受付窓口から簡単にできて、提出確認もその場でわかりますから、安心・便利なんですけどね。私は、郵便局で切手をはっ窓口に出すのも、嫌いではありません。なんて言いながら、お正月のQSOパーティでは、いちいちログに打ち出して、返信封筒を作って、なんて不便でお金のかかることをしているのだろうと思ったりもして、我がままです。
なにはともあれ、HamLogから .csv ファイルを作り サマリーとログにして、それをPDF化しました。
わがままついでに、C-TESTt-win みたいにHamLogから複合検索を通して、直接JARL フォーマットのサマリー・ログファイルにしてくれると助かるなぁ。
わがままですよ (*^▽^*)
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